照明の種類と選び方
主な照明の種類
ダウンライト
天井に埋め込んで設置するのがダウンライトです。
天井面がフラットで、空間がスッキリした印象となり、家の中を広く見せる効果があります。ただ、後から位置を変えたり、他の照明に変えることはできません。
ダウンライトはほとんどがLEDを使用します。寿命の長さが売りなLEDですが、いつかは付け替えが必要。LEDが切れた場合、器具ごと交換(電気工事になるので、業者への依頼が必要になります。)になるのか、ランプ交換が可能なLED電球タイプのダウンライトにするのか、事前に考えておきましょう。
特に吹き抜けなどにダウンライトが設置されている場合などは、交換時に室内足場を組まないと交換でないことがあります。
足場を組むと費用が高額になりますので注意が必要です。
特に新築で照明がすべて新しくなる場合、8−10年が交換のタイミングになりますが、一斉に変えていくとそれなりのコストがかかります。良いものは照明でも3万、5万円とするので、付け替えタイプのLEDを検討される方はラニングコストも計算しておきましょう。
推奨する場所
ダウンライトは照らしたい場所を照らすことができるのですが、そのため範囲が狭く、基本的に真下しか明るくなりません。
天井に反射して明るくする作用は期待できません。
ダウンライトを設置する場合は、家具や収納物の置き場などを考えてから設置場所を考えます。そのため、配置替えが少なく、一部を照らすのに最適な寝室、廊下、トイレ、物入れなどは設置しやすい場所といえます。
シーリングライト
天井に直接固定するのがシーリングライトです。
賃貸物件などではよく見るので馴染みがある方が多いと思います。
天井の高い位置から照らすため、部屋全体を照らせて、明るめのため、部屋のメインの照明として利用されることが多いです。
リビング、子ども部屋、主寝室など、どこに使ってもいいですね。
調光機能の他にも、最近では、シーリングライトにプロジェクターやスピーカー等の機能が付いているものもあり、多彩な種類があります。
推奨する場所
部屋のメインになる照明なので、リビング、ダイニング、キッチン、玄関、寝室などに一つあると明るい中で過ごすことができます。
ペンダントライト
コードやチェーンで吊るして一部を明るくするタイプの照明をペンダントライトと呼びます。照明しての機能はやや弱めの印象ですが、インテリア性が高いのが特徴です。
デザイン性の高いも多いことから、部屋の雰囲気が一気に変わりますが、明るくできる範囲がやや狭いので、1灯だけでなく何灯かをダイニングの照明として使う方が増えています。
推奨する場所
吊るすタイプの照明のため、天井が低い部屋での使用は圧迫感を感じるかもしれません。機能よりもおしゃれさにつながる照明なので、明るさの確保が必要な子ども部屋では他の照明器具との併用を検討すると良いでしょう。
最近はオープンタイプのキッチンが増えてきていますので、キッチン上に小ぶりのペンダントライトを2~3灯吊り下げるケースも多くなってきました。